「良妻賢母」でストレス溜まる?良い妻 賢い母とは?勘違いでイライラ蓄積?!

良妻賢母になりたい!という願い、あなたはありますか?

るる子
るる子

そもそも良妻賢母ってどういう意味?いつの時代の言葉なの?

もしかして、あなたはこの「良妻賢母」になりたいと願うあまり、自分でイライラ、ストレスを蓄積させてない?

今回は、この「良妻賢母」という言葉について、いまいちどじっくり考えてみましょう。

良妻賢母とは?

良妻賢母のイメージ

良妻賢母という言葉を辞書で調べると、

「夫に対してはよい妻であり、子に対しては賢い母であること。」

といった意味が出てきます。

さらに調べてみると、

ブリタニカ国際大百科事典 小項目辞典では「良妻賢母」で

女子の本来の任務は家を整え、子を産み、子を育てることにあるとする思想に基づいた婦人の理想像を表わした語。つまり、よき妻であり賢い母であることが婦人の理想とされ、したがって教育の目標とされた。この語は明治初期から用いられはじめたものであるが、その背景には、封建制社会のイデオロギーである儒教の男尊女卑思想があり、この思想のもとで女子には知的教養は不必要かつ有害とされ、同時に女子の社会活動が著しく制限された。維新以後男女同権思想が移入されながらも、ほとんど定着せず、良妻賢母を理想像として掲げ、男子に比べて著しく低い、技芸にかたよった教育が高等女学校を中心として実施された。明治以後、第2次世界大戦終了まで日本の女子教育の基本理念であった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

とありました。

また、正解大百科事典 第2版では

〈男は外、女は内〉とする性別役割分業論を支えに、第2次大戦中まで日本の女子教育がその定着に力を注いだ女性像。そのため戦前の女子教育は良妻賢母主義教育ともいわれた。しかし、女子教育の内実は時代とともに変化する。文明開化期には欧米の影響を受けて、男女の人格平等が説かれ、男女共通の普通教育がすすめられたが、明治10年代から性差に応じた教育を求める動きが台頭してきた。明治20年代に入ると、男尊女卑を基調とする儒教主義的婦人観が支配的となり、家事の教育とともに《女大学》的な婦徳の養成が強調されてくる。

出典 世界大百科事典 第2版

と記載されています。

「良妻賢母」って男性は外で働き、女性は家庭を守り、出産、子育てをするのを良しとする思想に基づく「女性像」、明治から第2次大戦終了頃までの時代の、いわば昔の言葉なんだよね。

新婚・新妻「良妻賢母」がそもそもの間違い

良妻賢母は間違い

結婚したばかりって、まだまだ愛情たっぷり、お互いに思いやりや気配りがあったりして、楽しい新婚生活~!幸せ~って時期だよね。

この頃は、女だって旦那さんのことをと~っても大事に思ってるから、できる限り尽くす、なんていう時期じゃない。それこそ「良妻賢母」目指してたりして。

だけどね、この最初の女の頑張りって、旦那への甘やかしでもあることを忘れちゃだめだよね。

だってね、新婚ホヤホヤでなんでも至れり尽くせり、優しさだけでやってあげちゃうと、男なんて単純だから、最初は「ありがと~!僕、幸せ♪」なんて言ってるかもしれないけどさ。

ほどなくして、「それが当たり前」になっちゃうわけ。
感謝の気持ちもなければ、お礼も言わない、なんてことになるわけよ。

そんなことしてたら共働きなのに、女性ばかり家事分担したり、妊娠して、出産しても、子育ても全然手伝ってくれないし、いやいや、家事なんて一ミリも手伝う気ないよね!なんてイライラ!ってことになるわけよ。

いやもうね、自分で甘やかしといてなんだけど、男ってほんっとに甘やかされたら甘やかされっぱなしよ。

そこで気づいて自ら動いてくれる旦那なんて、穴の開いてない5円玉みたいに超レアかもしれないよ。いや、もしかしたらもうちょっといるかな、と願いたい。

とにかく、それくらい、男ってのは意識低かったりするじゃない、家庭のことに。

だからね、新婚、新妻のがんばりって後々の家庭不和につながることになるって可能性、けっこうあると思うわけ。

そもそも今の時代、ともに働いてるような夫婦の方が多いんだから、良妻賢母っていう言葉が合わないケースの方が多いよね。

という私自信が結婚当初は甲斐甲斐しく旦那のあれこれ、お世話しちゃってて、そして後悔した口なんだけどね。
そうやって最初から勘違いさせちまったのが間違いだったと気づくのは、かな~り経ってからだけどね。

だから、まだ遅くないあなたにはこれを伝えておきたい!正直言って、良妻賢母なんて目指すもんじゃない。

 

妻の役割ってどこまで?

妻の家事労働の分担や役割

そもそもね、妻の役割って、どこまでなのかな?
夫の役割がもしも仕事して稼ぐことっていうんだったら、あなたは?

もちろん家庭によっていろんなパターンがあるけど、奥さんって、妻であり、嫁であり、母であり、仕事もありって、いろいろ重なる可能性があるわけでしょ。
こうなると、妻の役割って多すぎない?

今は夫婦共働きなんて珍しくもない。だけど家事は妻の負担が多いって家庭がほとんどだったりするわけよね。

そして母であれば、妊娠して、子どもが生まれて、言葉もわからず歩くこともできない時期から大きく育つまで、そりゃもう長きに渡って子育てに奮闘することになるわけよ。

そうやって夫婦を取り巻く環境が変わって、妻の役割があれこれ多岐に渡るようになると、ますます旦那の役割って重要になっていくはずだよね。

なのに、旦那本人は意識も何も変わってないみたい。むしろ無関心でイライラ、なんてことになっちゃう。

妻の役割が増えていったら、やっぱり旦那をうまく巻き込んでいかないと、結果自分も苦しむことになっていく。だから良妻賢母とかいって甘やかしてる暇はないんです。

 

人間は怠け者 旦那も楽したい

ついつい怠ける旦那

基本、人間って怠ける生き物じゃない。
楽なら楽な方がいいでしょ。

もちろん、旦那だってそうだよね。
結婚して、仕事して、これから妻や子を養っていかなきゃ!なんていうプレッシャーもあるし、実際仕事だって楽じゃないだろうし。

仕事以外は自由でいたい!なんて子供みたいな感覚でいる旦那が少なくないのが現実。

だけどね、いまどき女だって働いてるでしょ。
それがパートだろうと正社員だろうと同じことだよね。

共働きの場合はさ、特に二人で協力しなきゃ難しいよね。

例えば、友達二人でルームシェアしてる場合だとして。
一人が散らかし放題、片づけたり掃除したりはもう一方の友達がやる、ってなったら、普通は片づける方が不愉快だよね。
負担が多いほうに不満が溜まって、最終的には喧嘩になるか、ルームシェア解消!ってことになるよね、最悪友達やめるってことになるかも。

夫婦だって同じじゃない?
お互い大変なのに、旦那だからって、あぐらをかかれたら、蹴飛ばしたくなるよね。

お互い協力すれば、半分の負担で済むうえに、一緒にがんばってるって心にもゆとりができる。

なのにさ、片方が知らんぷり、一人だけにしわ寄せがきたら、それはもう必ず不満につながる。よっぽど働くのが好き!家事も仕事も大好き!ってひとなら違うかもしれないけどさ。

だって人間は基本怠け者だもん。できれば誰かにぶら下がっていたい。

だからこそ、最初からしっかり教育しておかないとね。

 

旦那は子供のまま?

男っていくつになっても子供~って思ったことない?
わがまま、勝手、自分のことばかり、視野は狭く、気が利かなくて、なのにプライドだけは街のシンボルか!ってくらい異常に高い。

でも旦那は子供じゃない。妻をもつ夫だし、子供がいれば父親でもある。

それがね、いつまで経っても中身が子供のままだったら、トラブルも起きるよね。

例えば我が家ではこんなことがあったよ。

私が具合悪くて寝込んでる休日、「俺、今日夕飯いらないから」って出かけていく旦那。
「いや、お前!妻と子の夕飯はどうなるんだよ!」と元気なら飛び蹴りするとこだけど、具合が悪いので、さらに熱がアップするだけ。

子供が小さかったら、誰にも頼めないんだし、奥さん自分で買い出しにいくしかないじゃない。

でもね、ず~っとあとになってそのときの恨み言を言ったら、「俺がいないと楽だと思ったしさ」って。え?それってダメなことなの?って顔でシラっと言ってたわ。

旦那にしてみれば、「俺、今日夕飯いらないから、それならお母さん楽できるよね」くらいの気持ちだったことが判明。これまたビックリだけど、人ってそれぞれ違う考え方もってるんだよね。

もうね、子供なんだよ。お前は子供じゃない!親であり旦那なんだぞ。と諭してやったら、やっとそのとき少しは反省したみたいだったけどね。

ま、こーゆー旦那ってマジでたくさんいるから、世の妻たちのイライラはどんどん増大してくんじゃないかね。

いや、ほんと教育せねば。

 

甘やかし厳禁 家事分担は最初が肝心

人間は怠けもの、そして旦那は子供。

だからこそ!最初がめちゃくちゃ大事じゃないかと思うわけ。こっちも成長しなくちゃいけないど、旦那にも同じように成長してもらわないと困る。

新婚さんなんて、たいてい二人とも未熟なんだから、ふたりで協力しながら楽しくレッスンして、お互いに訓練を積めばいいんだよね。

新婚さんで愛情タップリ、思いやり満タンのころに一緒に訓練すれば、上達だって早いはず。

得意、不得意も新婚のころなら上手に相談して分担できるでしょう。

なんでこういうこと、大人たちは教えてくれないんだろう。

そう考えると、はるか昔から言われてる「良妻賢母」って言葉がね、思い浮かぶわけ。
昔は女は自宅にいて家を守るという役割が当たり前だったころの名残というのか。

いや、素敵だよね、良妻賢母。

だけどさ、今のこの時代に合ってるのかどうか、甚だ疑問な良妻賢母という昔ながらの考えが大人たちの頭にあるもんだから、いまだに「嫁がやるべき」、「嫁として常識」とされることが多すぎるわけだ。

誰も教えてくれないんじゃなくて、そんな発想持ってないだけなんだろうね、きっと。

いやいや、妻はつつましく、夫をささえ、賢く子育てをするって、、、。

今ってさ、奥さんだって働いてるし、それでいて家のこと、子育てのこと、さらに夫のことまで。いったい女を何だと思ってるんだ!ってレベルじゃない。

一方で、忙しい妻を知ってか知らずかゲームやスマホに夢中になる旦那がいたりする。

仕事は忙しい、手伝ってもくれない夫は妻にぶらさがるばっかりで役に立たないし、子育てはワンオペか!っていう状況下では、女はつつましくなんてしてられないの。どんどんパワーつけて、めちゃくちゃ強くなるしかないのよ。

なぜならそう、パートナーであるはずの旦那はちっとも助けてくれないから。

だけど、そんなこと言ったって、もう結婚して何年にもなるから手遅れじゃん。と思う方も、まぁ、旦那によってはまだいけるかもよ、教育次第で。

なにしろ、男って単純だから♪

 

さいごに

結婚生活、どれくらい長くなるかわからないよね。
例えば、25歳で結婚、75歳まで夫婦共に生きたとして、半世紀添い遂げるってことになるわけじゃない。

半世紀一緒にいるって、その期間、ずっと平穏無事、温和な日々が続くってことはきっとないはず。笑顔の日もあれば、壮絶なバトルもあり得る。

良妻賢母、って憧れる人もいるかもしれないけど、もしも、このフレーズで自分を縛っていれば、長い結婚生活、いつかは疲れるときがくる。

私はいい妻、賢い母になろうと、こんなに頑張ってるのに!って。

そんなことより、普通にやれることをやって、時には手抜きしてリラックスして。
家の中で家族みんなが居心地がいい方法を、夫婦で一緒に考えていったほうが、精神衛生上もプラスになるんじゃないのかな。

もちろん、良妻賢母が生きがい!ってことなら否定するつもりもないけど。

「良妻賢母」とかいった言葉に左右されることなく、奥さんの心が楽になれば、リラックスした笑顔も増えて、結果、家の中はほんわかとしたいい空気に包まれて、お互いの思いやりを温存できそうです。

 

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