旦那が帰ってくるのを待って話しかけてるのに、旦那は話を聞いてない。
うわの空で返事も適当。なんか全然かまってくれない。
もしかして、私の言うこと、なんでもかんでも「聞かなくていいこと」に分類しちゃってるんじゃないの??
こんな扱いが続くと、寂しいやら腹立たしいやら、妻のイライラ、ストレスは溜まるばかり。
こういう旦那だと、ほんと何を話しかけても「暖簾に腕押し」。そのうち話しかけるのもめんどくさくなっちゃうよね。
ということで、こちらでは話しを聞かない旦那と話しをしたい、話を聞いてほしい妻とのギャップに焦点を当て、夫婦が上手く暮らしていく方法についてご紹介します。
話を聞かない旦那と聞いてほしい妻のギャップ
話しを聞いてほしい!でも旦那が話を聞いてくれない!このギャップなんなのか。ちょっと覗いてみましょう。
話を聞いてほしい妻の気持ち
女性っておしゃべり好きな人が多い。とにかくしゃべりたい。
まして、子育て中のお母さんは一日中子供相手がメイン、だから余計にしゃべりたい!こういう状況にありがちだよね。
話したいからといって、特にアドバイスを求めてるでもなく、自分の中にあるものを吐き出したいっていう欲求が強いというか。
ただ相手に聞いて「うんうん、そうだよね、わかるよ」なんて言ってもらえるだけでいいんだよね。解決してもらいたいとか思ってるわけでもない。なんならいったん同意してもらえばそれでOK、気が済んじゃった!みたいなとこがある。
そうやって受け止めてもらいたいだけなのに、話しを聞いてもらえない、受け止めてもらえないって、す~ごくストレスになる。吐き出せばスッキリしたものが吐き出せなくてモヤモヤする。
毎日顔を合わせる旦那にならそんな自分のモヤモヤも吐き出しやすいのに、その旦那が受け止めてくれずに上の空なんて、ほんと許せない!ってなる気持ちもわかる。
ほんと、ただちょっと同意してくれればそれで気が済むのに。
話を聞かない旦那の気持ち
一方で、話しを聞かない旦那さん。必ずしも悪意があってそうなってるのじゃないということをまずは知っておいた方がいい。
というのも、話を聞くって、結構労力いることだったりするから。
人の話しを聞かないって性格の人もいるけど。必ずしもそうとも限らない。
例えば、旦那が職場で上司や部下、お客さんなんかにさんざん気を遣って仕事して、満員電車で疲れて帰ってきたところを想像してみますかね。
もうね、わが家に帰ってきたら、誰に気を遣うこともなく、できればもう何も考えずにボーっとするとか、仕事の嫌なことを忘れられるテレビやゲームで現実逃避してストレス解消したい、なんて思うのも無理はないよね。
そういう状態で、妻の話を聞くことが苦痛って思うことがあっても、まぁ仕方ないかなって。
みんながみんなこういった理由で話を聞かないとは言わないけど、そういう状態で、今は受け付けられないって場合もあると認識していると、お互いの気持ちもちょっと違ってくるのでは?
旦那と妻のギャップ
話をしたい妻と話を聞かない旦那の気持ち、それぞれ想像してみると、お互いに「相手への甘え」があるのに受け入れてもらえないジレンマみたいのが見えてくるような。
例えば、平日の夜を想像してみると、
旦那は放っておいてほしい。自由にしたい。めんどうなことから解放されたい。
という妻への甘えがあったとして、
一方、妻には顔を合わせる時間がほとんどないんだから、今聞いてほしい!今しかない!そしてできれば同意してほしい!
なんて旦那への甘えがある。
お互いに、自分の思いをぶつけて甘えてる状態だよね。
こうなると、お互いの気持ちがぶつかり合って、うまく関係が成り立たないのも無理はない。
ここで覚えておきたいのは、あまりに自分が疲れ切っているときって、周りへの配慮が難しい。これは夫婦お互いさま、ということ。
お互いがそんな状態のときに、どちらか一方が自分の考えを押し通そうとしたら、やっぱり「できればそっとしておいてほしい」とか「ホッと一息つかせてほしい」って気持ちでイラっとしたり、なんてことになりかねない。
話しを聞いてくれないってことで腹を立てる前に、「いまはお互いゆとりがないみたいだな」って思いやりを持てれば、空気も変わってくるはずだよね。
とはいっても、やっぱりいつもいつも話しを聞いてくれないって辛いもの。どうしたら上手にコミュニケーションがとれるのか。
話を聞くってパワーが必要
世の中には男女に関わらず「おしゃべりな人」っていて、そういう人って割と普通のパワーでペラペラあれやこれやの話題を思い出してはどんどん話題を振りまいて、何時間でも話しできたりする。
それはそれですごいなぁって思うんだけど、それをず~っと長い時間聞いてるって、結構辛かったりする経験あるんじゃないかな。夫婦に限らず。
話しの内容にもよるけど、話好きな人の話、しかもたいして興味もない話を聞き続けるってほんとに疲れる。
適当に聞き流していい相手の話なら、右から左に聞き流すとこだけど、気を遣わなきゃいけない相手なら、真剣に聞かないといけないし、ほんと辛い。
そう、一方的な話を聞くって体力使うのよ。
お互いその話題に興味があって会話が弾むのが理想的だけど、一方的に話しをされることを苦痛と感じるって、そんなに珍しいことじゃないよね。私も何度か逃げ出したくなった経験があるもん。
まして、内容が聞きたくないような、嫌な話題だったりしたら、そのストレスは計り知れない。
話しを聞くって、「カウンセラー」という職業があるように、簡単なことじゃない。
よく聞き上手なんていうけど、心にゆとりがなければ聞き上手になるのは難しいんだよね。
期待するのは簡単だけど、ひとつひとつ真面目に話しを聞いてもらうって、結構難しいことなんだと思う。
どうしても聞いてほしいならまずは手短かに
じゃ、どうすれば聞いてもらえるのか。
自分が話を聞く立場として、「どんな内容なのかわからない、いつ終わるかわからない、とめどない話」を聞き続けるってストレスになるよね。
例えば、今からこんな話をするよ、ってサクッと概要を伝えて、手短かに話せば、割と聞きやすい。心の準備もできるし。
だけど、いきなり話しはじめて、それが何の話なのか、どういった流れになりそうなのか、なかなかわからない話しって、途中で???がたくさん登場しちゃって聞く側はイライラしたりめんどくさくなっちゃう。
聞いてるほうで、「え?主語は?なに?いつの誰の話をしてるの?」って迷子になっちゃうわけだ。
そういう話を聞くのって頭使わなきゃいけないし、めんどくさいもんだよね。
だから、できるだけわかりやすく短くまとめて伝える。それで相手が興味を持ったらもうひとつ話したかったことを話す、という具合に話を展開していく方が、お互い会話が成り立ちやすい。
「今日ね、〇〇くんのお母さんから電話がきて、あ~だこ~だ~・・・・・・・・・・。」
といきなり解説が始まるのと、
「今日ね、〇〇くんとうちの子とちょっとトラブルがあって、大変だったんだよ。」って話し始めるのと。
どっちかというと、後者の方が会話になりやすいんじゃないかな。
まずおおまかな出来事を聞いたら、「え?どうしたの?」って会話になりやすいし、聞く耳を持つ気になる。
話しを聞かない旦那への思いやり
もちろん、どんな時でも話を聞いてくれない旦那はそれは性格的なものかもしれないけど、「疲れてるのかもしれない」って想像力を働かせてちょっと労わりの気持ちをもってあげれば、「話を聞いてくれない!相手にしてくれない!」といったイライラを感じることも減るんじゃないかな。
お互い様だけど、疲れてるとき、ゆったりしたいとき、一人になりたいときって、夫婦にもあるよね。
そういう時をお互いに尊重できる夫婦ってステキ。
旦那も疲れてるようだから、今日は親や友人に愚痴を聞いてもらうことにしよう、とか。
どうしても話しをしたいなら、「ちょっと3分だけでいいから、どうしても吐き出したいの、疲れてるとこ悪いんだけど聞いてくれない?そうかって、ただ聞いてくれるだけでいいから!」なんてお願いしてみるのもひとつの方法だよね。
いっつも上の空で全然話を聞いてくれない!なんて腹を立ててもしょうがない。
きっと疲れているんだねって、まずはお互い癒しを取り入れてから手短に話しをしていくとか、工夫するほうに労力を使った方がお互いのためにもなるはず。
自分にゆとりのないときほど、いったん落ち着いて、相手の立場や気持ちもちょっと考えたいよね。
さいごに
話を聞かない旦那と話をしたい妻のギャップ。
これをじょうずに埋めないと、なかなか楽しい会話は弾まない。
話しを聞くのって結構難しくて、パワーが必要ってことや、疲れ切ってゆとりがないこともあるってこと、などなど、相手への思いやりの気持ちがあれば、状況も変わる。
思いやりがなく、結果にだけ腹を立てていたら、良くなるものも良くならない。
そんなパワーがあるなら、なんで話を聞いてもらえないのか、相手の立場に立って想像力を働かせたほうがよっぽどプラスになるよね。
相手の心の準備ができていないときに、何かを押し付けようとしてもなかなか成功しづらいもの。
手短に話してみて、聞いてくれそうなら会話を広げて、無理そうならサッと切り上げる、くらいの気持ちでいたほうが、気持ちも楽。
話しを聞いてくれない旦那は、もしかしたら「ただ家でリラックスしたい」ということだけを考えてるのかも。
そんなときは、ちょっとの時間でもそっとしておいて、心が落ち着いてからこっちの話をゆっくり聞いてもらう、くらいのスタンスでいると、お互いちょっとずつ楽になれるよね。
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